パリ・オペラ座バレエ - ラ・バヤデール [DVD]



パリ・オペラ座バレエ - ラ・バヤデール [DVD]
パリ・オペラ座バレエ - ラ・バヤデール [DVD]

ジャンル:DVD
収録曲:イントロダクション (DVDの特典映像) / ルイジ・ピグノッティ (ヌレエフの友人、興行主)、エリザベート・プラテル、ローラン・イレールのインタビュー::, クレジット::, 前奏曲::, 第1幕 第1場 インドの寺院::ソロール、ニキヤを探す, 聖火の祝祭, ニキヤの登場, ニキヤのヴァリアシオン, ニキヤ、高僧の求愛を拒否, ニキヤ、聖水を持って再登場, ニキヤのヴァリアシオン, パ・ド・ドゥ - ソロールとニキヤ, 高僧、復讐を誓う, 第2場 ラジャの宮殿::ラジャ、娘のガムザッティを祝福, ジャンペの踊り (垂れ布の踊り), ラジャはガムザッティをソロールにめとらせる意向, ラジャに捧げるニキヤと奴隷の踊り, 高僧はソロールとニキヤとの秘密の間柄をラジャに密告, ソロールを巡ってのガムサッティとニキヤの争い, 第2幕 ガムザッティとソロールの婚約式::全員の行進, 扇の踊り, オウムを持った踊り, パ・ダクシオンのための踊り手の入場, 黒人たちの登場と黄金の像の踊り, 水瓶の踊り, インドの踊り, パ・ダクシオン : ソロールとガムザッティのアダージョ, 4人の踊り, ソロールのヴァリアシオン, ガムザッティのヴァリアシオン, ガムザッティのヴァリアシオン, ニキヤの登場と花籠を持った踊り, 第3幕 第1場 ソロールの部屋::ソロールのヴァリアシオン, ソロールの夢 - インドの踊り (灯明の踊り), 第2場 影の王国::影たちの登場, 影たちのワルツ, ソロールとニキヤの登場, ソロールとニキヤのアダージョ, 第1ソリストのヴァリアシオン, 第2ソリストのヴァリアシオン, 第3ソリストのヴァリアシオン, ソロールとニキヤのヴェールを持ったアダージョ, コーダ, フィナーレ, クレジット::,
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配役は最高!

主役の3人はとにかく最高に素敵です。
プラテルお姉さまのガムザッティは
「こんな美人が現れたら浮気しちゃうかも…」と
妙な納得さえ出来てしまう程綺麗。
ニキヤをたたいた瞬間の表情が、ただ気が強いだけの
ガムザッティではない気がして好きです。
ニキヤ役のゲランはさすがに美しい。
オペラ座時代のギエムのライバルとされていただけあって

テクニックも素晴らしいし、個性的です。
ヌレエフ版は個人的にはあまり好きじゃないし、
どちらかというとロイヤルの方が全体的に好き。
特にブロンズ・アイドルの踊りの場面では
無意味に子供がいるのであまり好きになれないかな?
全体的には煌びやかでゴージャス、幻想的な演出もあり
ヌレエフのこだわりが感じられます。
超おすすめ!美しすぎるゲランと絢爛豪華な美術!

幕が上がったとたん、舞台美術のあまりのゴージャスさに驚きです。これを見た後に、ロイヤル版など他のバヤデールを見ると、質素に見えてしまいます。特にソロルとガムザッティの婚約式!それぞれの登場人物が、いろんな乗り物にのって登場するのですが、これがすごい!(私はソロルの乗ってる象さんが好き)キンキラキンのオリエンタル調でわくわくしますよ。衣装も格調高く、細かい刺繍が、あーもっとアップで見せて!と思ってしまいます。

高僧がニキヤにひとめぼれするシーン、ニキヤとソロルのラブラブのパドドゥ、夢の中のように幻想的な影の王国。。。どのシーンもすてきなのですが、特に私が気に入っているのが、1幕のニキヤ登場のシーンです。ベールをかぶったニキヤ役のイザベル・ゲランが、眩しいまでに美しく言葉を失うほどです。ただ歩いて登場するだけなのですが、足先がしなって、なぜこんなに美しいの!!と驚愕してしまいます。視線をちょっと動かすだけで、ものすごくきれいなのです。(あっ、腕も足も当然文句なく美しく、テクニックもすごいです。普通は2回廻るところを、軽々と3回廻ったりしています)

そして、バレエというより、オペラのような演劇的なシーンが、ガムザッティと二キヤ対決の場面です。音楽とマイムがぴったりあっていて、迫力満点、何度みてもどきどきしてしまいます。。。このヒトたち、ほんとに憎み合っているのかしら?バレリーナのトウシューズに画鋲っていうあの世界かしら?と錯覚するくらいの迫力です。

そして、影の王国の3人のソリストのひとりに、アニエス・ルテステュがいます。一人だけ、やわらかーく、情感たっぷりに踊っているのですぐにわかりますよ。彼女のバリエーションだけ、再生回数が多いかも。。。

婚約式のガムザッティ役プラテルの椅子のかけ方がちょっとヘンなのは気のせいかな?彼女もはまり役ですが。とにかく、ビューティフルなゲランは必見ですよー!
ストーリーの流れにやや疑問

パリ・オペラ座のバスティーユで収録された作品。もともと大作であるラ・バヤデールは、ここ最近日本でもよく上演されており、世界的にも多くの版が生まれている。特に終幕最後の部分をどう演出するかが各演出者で違いが良く見られる部分である。新国立劇場でも牧阿佐美がニューバージョンを発表した。牧阿佐美は神の怒りによりソロルとガムザッティの佇む寺院が崩れ、、と幕切れに含みを持たせているが、オペラ座の演出ではソロルとニキヤのパ・ド・ドゥで終わっている。個人の好みの分かれるところであろう。出演者は、ゲラン、イレールの他、引退したプラテルがガザムッティを踊っており、バレエとしては十分に楽しめる作品であるが、ストーリーという観点からみるとやや不満が残るか。
パリ・オペラ座が描くヌレエフの遺影

 この「ラ・バヤデール」の魅力は二つあると思います。

 一つは、ヌレエフの持つ絢爛豪華で艶やかでありながら影を持つ独特の美意識を、パリ・オペラ座がしっかりと受け止めて、高い次元で再現していることです。目も眩むばかりの豪華な舞台と衣装、そして、高い技術と才能を持つダンサー達がそれらを凌駕する演技を行っており、映像では満足できず、劇場へと足を運びたくなる衝動に駆られる思いがします。この舞台の演出・振り付け後、ヌレエフは病のため帰らぬ人となりましたが、彼のバレエへの情熱と、死との戦いの軌跡が、この作品に昇華されているように思えてなりません。

 二つ目は「ラ・バヤデール」という作品にあります。古代インドという設定ですが、今から100年以上前の作品ですので、厳密な時代考証なんてほとんどなされていませんから、今の感覚からすると首を傾げたくなる部分もあります。けれども、第三幕の「影の王国」を見れば、そんな不満は間違いなく吹っ飛びます。アラベスク・パンシェを繰り返しながら、坂を下り、やがて舞台一面を埋め尽くす白いバレエは、言葉や理屈を用いなくても、観客に美しさと感動と共にこのバレエの持つ高い精神性を語りかけてきます。コール・ド・バレエの有名な作品では「白鳥の湖」や「ジゼル」がありますが、「ラ・バヤデール」のそれは、それらよりも現代に訴えかける力があります。少なくとも、私にはそう思えます。

 自ら新しいバレエへと挑戦しつつも、古典作品の復活に尽力したヌレエフ。その熱い息吹に触れたい方にはお勧めの映像です。 



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